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子どもの英語教育にはさまざまな方法がありますが、子ども向けのテレビ番組を見るという方法もあります。しかし、実際に子どもの英語教育にテレビ番組は効果があるのかどうか、気になる人も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では子どもの英語教育にテレビ番組は効果があるのかどうか、効果的な見せ方、おすすめのテレビ番組についてご紹介します。
子どもの英語教育にテレビ番組は効果がある?
映像と音声で英語を覚えられる
テレビ番組は映像と音声の両方を使って英語を学習できます。そのため、英語を話したり書いたりするときにいちいち日本語を介さない「英語脳」や、ネイティブスピーカーの話す英語を聞き取りやすくなり、自らもネイティブに近い発音を話せるようになる「英語耳」が育ちやすいです。
また、英語そのものだけでなく、映像や音と結びついて記憶されるため、イメージで言葉を記憶しやすく、言葉がまだ十分にわからない子どもでもなんとなく内容がわかり、イメージと言葉が結びついて記憶されやすいという大きなメリットがあります。テレビなら娯楽というイメージがありますので、勉強嫌いな子どもでも始めやすいのも嬉しいポイントです。
放送時間が短いので、飽きない
テレビは、集中力の短い子どもでも飽きさせない工夫がされています。特に子ども番組ではその傾向が強く、放送時間そのものも実際に短く、15分〜30分程度の番組が多いため、英語教育はしたいけれどテレビ自体は長く見せっぱなしにしたくない、という場合にもおすすめです。
英語教育の番組に限った話ではありませんが、子どもは自分の興味に正直なため、番組の内容が面白くなかったり、視聴時間が長すぎたりするとすぐに他のものに興味が移ってしまいます。子ども向けのテレビ番組はそこをしっかり考えているため、子どもが飽きずに見ていられる時間、内容で放送しているのです。
歌やアニメで楽しめる
子ども向けの英語教育番組は、英語の歌やアニメで学習するため、勉強するという感覚を持たずに英語を覚えられます。例えば、ちょっとしたフレーズを自然と口ずさめるようになったり、可愛い・面白いキャラクターが喋っていたことを真似したりして、楽しみながら英語を覚えられるようになっています。
英語教育に効果的なテレビ番組の見せ方
英語教育に効果的なテレビ番組の見せ方について、2つのポイントを紹介します。
ネイティブスピーカーの子ども向け番組を見せる
英語教育だからといって、日本で作られた英語教育番組が必ずしも良いわけではありません。最も良いのは、ネイティブスピーカーの子どもが見る番組です。ネイティブスピーカーの子ども向けに作られた番組なら、ネイティブスピーカーが母語を覚えるために作られているため、日本語を覚えるのと同じように英語を覚えられるからです。
また、ネイティブスピーカーの子どもに向けた番組であれば、その国の文化が色濃く反映されています。つまり、日本語圏とは違った英語圏の文化、異文化に触れるきっかけにもなるでしょう。海外のテレビ番組でも、今はインターネットを使っていろいろな番組を見られます。語彙、表現、文化をまとめて学べるため、おすすめの方法です。
吹き替え版にしない
見せるテレビ番組は、できる限りオールイングリッシュであることが重要です。もし日本語の吹き替え版があっても、できるだけ英語のまま見せるようにしましょう。子どもが小さければ小さいほど、日本語も英語も区別なくスッと吸収できます。そのため、普段聞き慣れていようがいまいが、英語のまま難なく番組を見られるのです。
逆に、吹き替え版を一度見てしまうと、普段聞き慣れている日本語に変えて、と子どもが言ってきてしまう可能性があります。吹き替え版がなくても英語のまま楽しんで見られれば、それで良いのです。親が日本語の方が良いのではと気を回しすぎず、子どもの吸収力を信じて英語版を見せてあげましょう。
おすすめの英語教育番組8選
ここでは、実際におすすめの英語教育番組を8つ紹介します。
ディズニージュニア
ディズニージュニアは、言わずと知れたウォルト・ディズニーの子ども向け番組です。2歳から7歳の子どもとその保護者をターゲット層とし、2012年からアメリカでスタートしました。日本では光回線やケーブルテレビなどで見られます。
ディズニージュニアは世界各国で子どもの英語教育に活用されていて、ディズニーキャラクターたちが歌を歌いながらケーキを作ったり、牧場で働いたりとさまざまなシーンで活用できる英単語や英語表現を覚えられます。使われている英語はわかりやすく、かつネイティブが使う表現を使っているため、教科書英語のようにならない「生の英語表現」が学べるのも、ディズニージュニアの良いところです。
きかんしゃトーマスとなかまたち
きかんしゃトーマスも、子ども時代に見たことがある人は多いのではないでしょうか。1984年からイギリスで放送が始まり、日本では1990年から放送が始まったほか、世界185の地域、30ヶ国語以上の言語に翻訳されて放送されています。現在、日本ではNHKEテレで視聴できます。英語教育アニメとして使うなら、副音声の英語を使って見ましょう。
きかんしゃトーマスには、それぞれ個性的なキャラクターが出てきます。キャラクターの口癖は繰り返し出てくるため、自然と英語表現を学ぶことも可能です。また、テレビ番組だけでなくYouTubeにも公式チャンネルがありますので、テレビの時間だけでなくもっと見たい、という方はぜひYouTubeも見てみてはいかがでしょうか。
ミッフィーのぼうけん
ミッフィーのぼうけんは5分と短く、毎週日曜日の午後5時25分からNHKEテレで放送されています。放送時間が短いことや、英語を話すスピードがゆっくりなこと、内容も幼児向けで聞き取りやすいことなどから、初めて見るアニメとしても非常におすすめです。鮮やかな原色とハッキリした形のCGアニメなので、幼児でも内容がわかりやすいのが特徴です。
ストーリーは道徳的な内容が多く、子どもにも安心して見せられます。主に日常生活で使われる英語表現を中心に学べることから、大人の英語初心者にも優しい番組です。DVDも販売されていますので、これまで放映された番組を見たい、何度も繰り返し見たいという人にはDVDがおすすめです。
おさるのジョージ
おさるのジョージは、ミッフィーと同じくNHKのEテレで見られます。毎週土曜日の8:35〜9:00と25分間のテレビアニメで、世界中で半世紀に渡って親しまれてきた「ひとまねこざる」という絵本を元にして作成されたアニメです。好奇心旺盛なおさるのジョージが、毎回さまざまな冒険や騒動を引き起こすという内容です。
子どもは冒険や騒動が大好きです。1回の放送で2話分が放送されるため、集中力が続かないという子どもの場合、録画して1話ずつ見るようにしても良いかも知れません。単語一つひとつがはっきりと発音され、スラングや難しい単語も出てこないため、わかりやすく標準的な英語表現を学ぶことができます。
スポンジ・ボブ
スポンジ・ボブはアメリカの生活文化を前提としたギャグ、ジョーク部分が多いこと、セリフのスピードが早いことなどから、これまでご紹介してきた幼児向けのアニメよりも若干対象年齢層、英語レベルが上級者向けと言えるでしょう。概ね小学生〜中学生向けのアニメです。これもNHKEテレで見ることができ、毎週土曜日18:00〜18:25の25分間で見られます。
個性的なキャラクターが日本だけでなく海外でも大人気で、通常のショートアニメだけでなく映画版が作られています。動画配信サービスやレンタルサービスなどを利用して見られますので、ショートアニメの内容が十分理解できるようになったら、ぜひ映画版も見てみてはいかがでしょうか。
リトル・チャロ
リトル・チャロは、可愛い犬のチャロが主人公の英語番組です。日本で作られた番組ながら、ネイティブが使うような英語が多く出てくるため、ネイティブの子ども向けアニメと同じような感覚で見られます。NHKEテレのアニメ番組で、放送時間は毎週金曜日13:40〜13:50の10分間です。
中学卒業程度の基本的な単語や文法だけで構成されていますので、幼児や小学生はもちろん、中学生が自分の英語力を試すために見るのも良いでしょう。また、ラジオ版やシナリオブック、DSソフトなどさまざまなメディアが展開されていますので、アニメと組み合わせて学習することでさらに効果を高められるのも魅力です。
えいごであそぼ
えいごであそぼは、0歳〜6歳までが対象のテレビ番組で、日本で作られた英語教育番組ですが、ネイティブの英語発音が学べる「フォニックス学習」を取り入れているため、発音から英語を学ぶのに非常に良いテレビ番組の一つです。NHKEテレで視聴でき、毎週月〜金の午前6:45〜6:55、または再放送で午後5:10〜5:20の10分間放送しています。
エイゴビート
エイゴビートは学校が舞台となっていて、音楽のリズムに乗りながら英語のフレーズを身につけるという内容のテレビ番組です。毎回異なるフレーズがテーマとなり、関連する英単語やフレーズを紹介してくれます。
対象年齢はこれもやや高めの小学3・4年生くらいとなっていて、放送時間は木曜9:55〜10:05、または再放送の金曜午後3:45〜3:55の10分間です。公式ページでは、過去の配信以外にも動画に出てきた英語フレーズの資料をダウンロードできるため、プリントアウトして動画と合わせて繰り返し見ることでより一層理解が深まるでしょう。
英語教育にテレビ番組もおすすめ!効果的な見せ方のポイントもおさえよう
英語教育には、映像と音声を使って直感的に英語を理解できるテレビ番組もおすすめです。集中力が続きにくい子どもにとっても、放送時間を短くしたり歌やアニメで楽しませたりという工夫がなされているため、楽しみながら集中して見られるのもテレビ番組の良さです。ネイティブスピーカーの子ども向けテレビ番組なら、オールイングリッシュで英語脳モードが鍛えられるのもおすすめポイントです。
とはいえ、YouTubeや教育系番組の中には日本語が混ざってしまい、英語脳モードが中断されてしまうものもあります。英語脳モードを一定時間続けさせるためには、オールイングリッシュの時間を保てる英会話教室もおすすめです。明光キッズeでは、オールイングリッシュの環境を最大1日5時間、楽しみながら使えるため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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